Mission



「ナラさん!!大ニュースですよ!!


数時間後。

演技指導を施された大祐が正剛の元へ走って来る。
しんどそうな正剛。

「・・・何やねんな。」

ちゃんが来たんスよ!!
今ロッカールー・・・ム・・・」

全て言い終わらないうちに正剛は目を輝かせダッシュして行った。
(すいません。)
心で謝る大祐。






vvvvv」


数秒後バンッと扉が大きな音を立てて開き、
正剛がロッカールームに入って来た。
しかし目の前には衝撃的映像が。

「良かったよ、OKして貰えてさ。
俺本当にちゃんの事好きだったんだ。」

そう言う後ろ姿は満男。
その満男に半身が隠れつつも笑顔なのは

「正剛ってあたしがいないと何にも出来ないし
正直疲れちゃったんだよね。」

「そっか…俺フられるの覚悟してたんだ。」

「ミツ君なら優しいし真面目だし安心v」

「有難う!!」

満男はにガバッと抱きついた。
正剛は絶句。
その後ろでは直樹・恒靖のヒソヒソ話が。

「やっぱミツの奴ちゃん狙ってなんだな。」

「せや。っつーかナラ頼りないもんなぁ。
たった三日でへこたれるなんて。」

正剛の肩が震える。
勿論怒っている証拠。



「ミツお前何してんねや!!!!!」



そこでようやく気付いたように振り替える満男。

「ナラ、聞いてたんなら丁度良いよ。
って事でちゃん貰ったから。」

ニッコリと余裕の笑み。
しかし実際心臓は死ぬほどに速く脈打っている。
恐怖に怯えている証拠だ。
正剛は強く言い放つ。

は俺の彼女や!!誰にも渡さへん。」

「本人が良いって言ってるんですよ?」

・・・・・・」

満男の言葉に辛そうな表情をに向ける正剛。



「ホンマに・・・別れたいんか?」



の胸が締め付けられる。
しかし此処でバラしては全てが台無し。
は勇気を振り絞る。



「正剛・・・ゴメンね?」



とどめ。
正剛は今にも泣きそうだ。

「何でっ何でやねん・・・」

頭をグシャっと掻きむしる。
さすがにやり過ぎたかなと恒靖や直樹も動揺気味。

――っ、どうにかならんか?」

「無理だよ・・・」

「俺もういなくても弱音吐かんから!!」

「・・・ホント?」

「シュートも入れさせへん!!
部活頑張るから・・・だからっ」

「だから?」



「俺の事・・・嫌いにならんといて?」



正剛が切実な望みを口にした時だった。


チャッチャララ〜♪


間抜けな音楽が鳴り響き
『大成功★』と書かれたボードを持った浩二と潤一が乱入してくる。
正剛以外の全員がホッと一息。

「ナラ、その言葉しっかり聞いたからな!!」

「これでやっと練習再開出来るわぁ・・・」

正剛は頭が真っ白。


「どっどういう事やねん・・・?」


さらに遅れて和幸と大祐も登場。

「ナラが余りにもちゃんに依存してるから灸を据えたんだよ。」

「ナラさん騙してすいません!!!」

2人の言葉を聴いた後、
正剛は満男との方に向き直った。
すでにからかなり離れている満男。
目をぎゅっと瞑って殴られた時の準備をしている。
も申し訳なさそう。
誰もが正剛の大激怒を予想した。
しかし




「良かったぁー・・・」




正剛はペタンと腰を下ろす。
頭に疑問符の部員達。

「ナラ・・・?」

「ホンマにミツの事と好きになったんやと…
何やー嘘やったんか。」

ホッとした笑みを漏らす。
そんな正剛には多大なる罪悪感。

「あたしが正剛以外の人好きになる事は絶対ないよ?」

「俺だってしかおらんよ。」

「ごめんね?
正剛には良いプレーして貰いたくて…」

「いや、俺が悪いねん。
離れとっても俺らは想い合ってんのにな。」

「うん!!」

・・・愛しとるで?」

「あたしもっvvv」







「・・・勘弁してくれよ。」


その光景をずっと見せ付けられていた和幸がボソっと言った。
頷く部員達。
直樹は舌打ちする。

「このバカップルが・・・
ミツ思い切ってちゃんに接吻でもぶちかませば良かったんだ。」

「俺はこの若さで一生終わらす気ない!!」

涙目で訴える満男。
まぁまぁと恒靖が仲介に入る。



「取り敢えず全部上手くいったんやから良しとしようや。」




Mission終了。



END☆




遅くなってしまいすみませんでした!!
かなり時間をかけて考えたんですが駄文で駄文で(汗
凪子さんのイメージとかなり違うと思います。
御免なさい!!
こんな馬鹿ですがこれからも仲良くしてやって下さい(><)


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送