unite 11


「何してんだろ…?」


声は複数。
ピッチの方に向かった
ゆっくりとその光景を覗いた。


「あー!!!またラインずれとるわ!!!」

そしていきなりの絶叫。
ビクッとしたは何もない所で転び前に倒れこんだ。
その様子に気付いて真っ先に走って来るのは充。

ちゃん大丈夫!??」

「痛った…うん、なんとか。」

顔を地面に伏せたまま答える
その状態を見て笑いを堪えられないのは大悟と誠。

「ぷっ…記者の鏡だな。」

「ホンマや!!自分を犠牲にし過ぎやで?」

はずるっと滑りながらも
手を伸ばしてカメラだけは壊さないようキープしていた。
3人に体を起こされピッチ脇のベンチに座る。

「あーあー顔・膝・脛・肘全部擦っとるやん。」

冬の厚着のためそこまで酷くはないが
の怪我の様子に誠が眉を八の字に曲げる。

「だってカクの声にかなりびっくりしてさ。
ところで3人で自主練習してたの?」

「ちょっとライン統率の練習したいって
言ったらカクが付き合ってくれてー。」

「俺はまぁ二人が来る前に軽くボール蹴ってただけ。」

そう言って救急箱を持って左右に座る充と大悟。
箱を開け消毒液・ガーゼ・絆創膏・テープを取り出す。

「あ、大丈夫だよ全然!!
選手が怪我した時に使った方が良いよ?」

「こんなアホなこけ方するような奴おらんて。
ほい、頬沁みるけど我慢せぇや〜。」

液を含ませたガーゼに目を瞑る

「んっ!!」

「こういうのって打撲とかより痛い気するよなぁ。」

他人事のようにそれを見つめる充。
消毒終了後大悟が絆創膏を張って終わり。

「うー…有難う。」

「顔だけは傷残らないと良いけどな。」

「ま、貰い手なかったら俺が婿さんなったるわ。
一応俺の所為みたいやし?」

責任取らななー。
そう笑いながら言う誠。
しかしは申し訳なさそう。

「邪魔してごめんね?」

「そんなん気にする事ないよ?
ちょうど俺ら終わろうと思ってたとこだし。」

「充の言う通り。
練習のやり過ぎもよくないから。」

「でも本当に練習熱心なんだねー。
かなり尊敬しちゃうよ!!」

「お?これは公式本での
俺らの好感度かなりアップやん??」

「でもどうせならさぁ、ちゃんの
記事載せたい位だよ、超笑えたし。」

「永田君酷っ。」

拗ね気味に充のわき腹を肘うちする
しかしと誠はノリノリ。

「ええやんそれ!!
俺らから見た編集者のコーナー作って貰おうや。」

ちゃん意外にネタ尽きないよな。」

「大悟までー…」

ふいっと横を向いてしまう
何はともあれ同い年だけあって
一番打ち解けているだろう事は間違いなかった。


「大悟ー充ーカクー!!」


その時何処からか3人を呼ぶ声。
どうやら坂田のようだ。

「あ、もう飯の時間じゃん。」

時計を見て言う充。
大悟は大声でこっちだと坂田を呼ぶ。
誠はニヤっと笑ってを後ろに隠した。

「あー自主練してたのかよ。
飯だって。ところでちゃん知らねえ?」

探すようにと隼磨にパシられたらしい。

ちゃんおるで、ココに。」

そしてバッと席を立つ。
坂田の目の前には手足の袖をまくって、
絆創膏・ガーゼを張ったの姿が。
坂田の目は点。

「ソレ…何?」

「転びました。」

「体に満遍なく起用にコケたって?」

「そうなるね。……///」

話した後のの顔は真っ赤。
誠・大悟・充はまた笑いがこみ上げてきたようで堪えている。
そして坂田も加わり4人で爆笑。

ちゃんナイスドジ!!」

「でもな坂田、
ちゃんカメラだけはしっかり守っててん。」

「凄ぇじゃん!!
さて、早く連れて帰ろうぜ!!」

かなり目を輝かせる坂田。


勿論昼食会場でが選手全員の
爆笑を誘ったのは言うまでもない。





アトガキ:はい、馬鹿ですいません(爆
今回は主人公とタメスペシャルーって事で。ね?←何
亜乃の後書きを見て考えた結果、あたしも
角ちゃんしか思い浮かばなかった(笑
でも1人じゃなくても良いよな〜と思い、亜乃希望の
大悟さんと自分の趣味で充君を出してみましたv
怪我の手当て選手達にしてもらえたら
とろけるよなーと1人怪しくてすいません(死
そして最近気付いたが後書き書くの苦手らしい…

んでは亜乃次宜しく★


 


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送