unite 7


「あ、待たせちゃったかな?」


荷物を置いてすぐ来たつもりだったが、
談話室には選手の殆どが既に到着済み。
申し訳なさそうなをいやいやと功治が諭す。

「俺らが早く集まり過ぎちゃっただけだし。」

「部屋に居てもする事ないもんな。」

勇樹が便乗しながら隣の席を指差す。
そこに素直に腰を下ろし、
はまた小さなノートを広げた。

「えーと…じゃあプレーはさっき参考にしたから、
何かプライベートの事とか聞きたいんだけど…」

「プライベート…
実はナオは雪見大福が好物とか?」

「悟志ホンマ!?
それかなりウケんのやけど!!」

ボソっと言う悟志の一言に大輔爆笑。
しっかりメモしようとする
顔を真っ赤にした直宏が慌てて止める。

ちゃんそんなの書いちゃ駄目だから///
俺ね、小説好きなの。それ書いておいて!?な??」

必死。
はクスクスと笑いながら頷いた。
その小説という言葉に反応したのは大悟。

「んじゃ俺も暴露を。
坂田はね、意外に読書家。」

「坂田さんが!???
うっわ、凄ぇ信じらんねー!!」

「意外にが余計だっつの大悟は。
しかもユータロー喧嘩売ってんの?」

ガタッと席まで立つ祐大朗の驚きように
大輔は拗ね気味になりながらもに向かってピースサイン。

「宮部みゆきを愛読。」

「へぇ、坂田は知的なんだね!!
うん、これは…」

「良いネタになるとか思ってるやろ?」

背後からボソッと誠に心を読まれはビクつく。
しかし敢えて否定。

「ちがっ違うもん!!
ファンの人が喜ぶ情報だなって思っただけだもん!!」

「こら、カクちゃん苛めるなよ。」

「カズさんー!!」

お兄さんっぷりを発揮する和幸に
は救いを求めるように抱きつく。
それをすぐに引き剥がすのは弟浩司。

「あ、カズ超ずりィ!!
全部カクが悪いよな、うん。お仕置き。」

を自分の元に引き寄せ誠を軽く蹴る。
これが絶対繰り返されると察知した光が
を自分と剛という安全圏の間に座らせて終了。

「はぁ、もう。ちゃんに取材集中させてやれよ。」

「え?三田さん、有難う御座います?
じゃあ次の質問なんだけど…」

何が何だか分かっていないは質問を続ける。
そこで挙手するのは隼磨。

ちゃん、タケはね物真似が得意!!」

「そうなの!??」

「いや、得意じゃない得意じゃない。」

首を横に振りまくる剛。
しかしもう遅い。
周りからは物真似コールが。

「勿体ぶんなよー。」

野次を飛ばすのは啓太。
剛はどうしたものかと頭を掻いた。

「似てないスよー?」

「良いからやれー!!」

「じゃあ…」



「まぁセルジオ青木的にはね、まぁ似てないって言うかね・・・・・」



沈黙。



そして大爆笑。



「誰だお前は
――――――!!!???」

絶叫して壊れる嘉人。
遼一も涙目で腹を抱える。

「越後!?それ越後!??」

「あーもうやめましょうよ〜。」

天然のせいで恥ずかしがる様子もなく次に進ませようとする剛。

「何でカメラ持って来なかったんだろ!!」

死ぬほど後悔中なのは
そんな雰囲気に乗じて祐大朗も鳥の顔真似。
部屋中がとんでもないほど騒がしくなったのは言うまでもない。

「はぁ…腹痛い…」

「大丈夫菊地君?コレ飲む?」

「あ、良いんですか?」

が此処へ来る途中に自動販売機で
買った烏龍茶を直哉に渡す。
どうぞと言われ軽く礼をして人飲みする直哉。

「どうもッス。ちょっと楽になった気が。」

「皆面白いから笑い続けだったもんねー。」

そしても返されたお茶を飲む。
見ていた充は一言。

「あ、間接キス。」

「「何!??」」

一瞬にして裕樹と翔にボコられる直哉。
いやー可愛いな高校生はと失笑する永嗣だが、
隼磨や嘉人、啓太に勇樹など
高校生以上に嫉妬している者がいたとは
この時誰も知らなかったのだった。




アトガキ:はい、7話ですv
裏話ってか何コレ(爆)
何かめっちゃギャグ調になっちまってます^^;
青木君のマニアックネタとか使って申し訳。
まぁ自分的には書いてて楽しかったけど(笑)
亜乃と二人で色々集めた情報を
話の中で結構活用させて貰いました!!
今回は全員出すという目標達成★
って…達也忘れたーΣ( ̄□ ̄;
あぁ
スイマセンもう(土下座)

なんかもう次8話って早いよねー。
って事で続き宜しくお願いします♪


 


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