-Step- 1



「・・・・にしてもTVも電話もないってどうよ?」


の料理を待つ間嘉人が口を開く。
そう、この3LDK一切の情報収集手段がない。
唯一光の持ってきたPCがある程度だ。
携帯等も事前に没収されている。
トレーナー曰くチームワークを良くする為にも
助け合って生きろ(親指立て)・・・だそうだ。

「マジで此処で何日も過ごすなんて耐えられへんな。」

大輔も同調。
そして全員で溜息を付く。

「お口に合うか分からないんですけど・・・」

その時お皿を持ったが台所から登場。
部屋に美味しそうな臭いが漂う。

「おー焼肉vvv」

「やっぱ韓国来たらまずはコレって感じスよねぇ!!」

嬉しそうに言うのは和幸と達也。
一斉にテーブルの周りに集まる選手達。
も安心したようでホッと一息。

「良かったぁ。
あ、辛さ薄めにしてあるんで必要あれば言って下さいね?」

「・・・美味ひよ。」

「ケータさん速っ!!」

口をもごもごさせる啓太に驚く隼磨。
そしても含め皆で食べ始める。
会話も上手い具合にはずんでいる様子。

「へぇ、じゃあやっぱちゃん日本人なんだ。」

「はい!!両親の仕事でこっちに来ているだけで。」

勇樹の質問に頷く


「そういえば・・・部屋割りどうするんだ?」


烏龍茶を飲み干し光が聞く。
何度も言うが8人で3LDK。

「取り敢えず3人・3人・2人?」

「和幸、ならハユと達也は2人でいいんとちゃう?」

「俺も大輔に賛成ー。
ついでに今の席でさっさと決めようって。」

更に啓太の提案。
ちなみに今の席とは



    大輔 嘉人 勇樹
隼磨   
       
テーブル    
達也
    啓太 和幸  光



・・・こんな感じだ。
賛成と言う風に全員が頷く。


「じゃあ俺は啓太とカズだな。
それは良いけど・・・ちゃんは?」


しまった!!


光の言葉に21歳勢全員が瞬時にそう思った。
ニヤける隼磨と達也。

「じゃあ人数的にもは俺らんとこスね!!」

「え!?良いんですか・・・?」

「良いに決まってるってぇ〜宜しく!!」

困惑するに二人は快く承諾。
舌打ちする者がいたのは言うまでもない。
20歳組の脇の啓太と大輔は勿論小声で忠告。

「ハユマ、お前絶対抜けがけすんなよー?」

「タツヤもやで?っつーか俺毎日おしかけるし。」

「うわっ、迷惑ス!!」

「何やて!??」

苦笑する達也。
そんな事気付かずには光や勇樹と話を盛り上がらせている。
そして1時間程で食事は終了した。
久々のオフ日にLDでくつろぎまくる選手一同。
部屋はありつつも寝るためだけに使われそうだ。
ソファにだべって嘉人が言う。

「勇樹、明日何時起き?」

「練習10時からだから・・・8時半とか。」

「1人で起きれる?」

「当然。なぁ三田?」

静かに頷く光。
さすがしっかり者二人。
困ったと頭を掻く嘉人。

「ヤベ、俺携帯の目覚ましねえと起きらんねえし。」

「大久保さん、それ俺もス!!」

「俺もー。俺は目覚ましあっても起きれないけど。」

便乗する隼磨と啓太。
がおずおずと話しかける。


「あの、あたし起こしましょうか?」


即行振り向く3人。

「いいの!??」

「頼む!!お願い!!最高!!」

「うっし、気合入れて寝よ。(?)」

羨ましがる残りのメンバー。
大輔が続く。

「あ、実は俺も朝弱いねん。」

「嘘つけお前滅茶苦茶寝起きい・・・・んー!!」

否定しようとする勇樹の口を慌てて押さえる。
笑って大輔はにお願い。

「俺もええ?」

「勿論ですよv」

「俺も起こして欲しいなぁ〜。」

「はい、俺も俺も!!」

さっき嘉人達の事を笑わなかった自分に乾杯しながら、
調子よく達也や和幸も挙手。
笑顔で了解する


「じゃあ三田さんと阿部さん以外は全員起こしに行きますね!!」


悔しそうな表情の勇樹。
この光景を見て光はまた溜息をつくのだった。




毎回締めは三田選手(笑)
明日本物観にいける〜♪♪♪

 

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