-Step- 15


ちゃん、お客さん追加ー。」


帰宅した選手達。
ドアを開けて啓太が真っ先にを呼ぶ。

「あ、お帰りなさ…監督さん!?」

玄関にいる人物を見て目を見開く
その不思議そうなの顔を光が察知。

「…何か知らないけど今日夕食一緒したいらしい。」

「突然すまない。大丈夫かな?」

「あ、どうぞ!!
大したもてなし出来ないですけど…」

「いや、構わないよ。
部屋での選手はどんなものか見てみたくてね。」







「お、パスタだパスタ!!」


そしてリビングに全員が集合する。
ミートソースにカルボナーラにナポリタン。
様々なスパゲティーを見て嬉しそうに嘉人が言う。
監督に笑顔で説明するのは直宏。

ちゃんの料理本当に美味しいんですよ。
俺ら一瞬にしてファンになっちゃって毎日通わせて貰ってます。」

「ほぅ…そりゃあ楽しみだな。」

「ナオさん!!そんなプレッシャーかけないで下さいよ〜。」

苦笑しつつが全員にフォークを渡す。
そして達也が頂きますと叫んで食事開始。
しかし選手達の視線はただ一点へ集中。
ペペロンチーノを口に運ぶ山本監督。



「滅茶苦茶…美味いな。」



その瞬間ひゃっほうと雄叫び。

「でしょ!?でしょ!?
俺らの舌も満更でもないスね!!」

「監督が認めたなんて凄いよちゃん!!」

自分が褒められた事のように嬉しがる隼磨と和幸に
もニコッと満面の笑顔。

「どんどんおかわりして下さいねv
明日の試合勝って欲しいですもん!!」

「せやな!!俺ホンマ得点とるで?」

「ふざけんな、それは俺の仕事だって!!」

「松井さん中山さん頑張って下さい!!」

「あかん、それじゃ勝たれへん。
『大ちゃんの為にゴールしてv』や。」

「……」

「タケ突っ込めや!!恥ずいやん///
そこはやっぱカクの仕事やねんな〜。」

引き気味の剛に顔を赤くしてキレる大輔。
笑いの絶えない食事。
監督にも雰囲気の良さが伝わってきていた。
しかし一方でを見ながらフォークの手を止めている勇樹の姿。
山本監督は心の中である決断を下していた。








さん、ちょっと良いかな。」


そして夕食後。
後片付けを済ませたに監督が声をかけた。

「今日は有難う。
…少し話があるんだが、良いかな?」

「こちらこそ監督と食事出来て嬉しかったです!
話…ですか?」

「あぁ。カズ!!部屋借りて良いか?」

「ん?良いッスけど…?」

訳も分からず承諾する和幸。
監督はそのままを連れ和幸達の部屋へ歩いて行った。
ドアが閉まった音がした瞬間選手達は部屋の中央に集合。
口を最初に開くのは嘉人。

「おい、監督が何でちゃんを!?」

「まさか…年上の男なんてどうだいなんて
言ってちゃんをそのまま襲っ…痛っ!!」

「ハユ、お前みたいな人じゃあるまいし。」

光に雑誌で叩かれ隼磨自粛。

「でも凄ぇ気になる。」

「ケータの言う通りや、盗み聞きせな。」

そして全員で音を立てずに部屋のドアに耳をつける。
しかし聞こえてきた思わぬ言葉に選手達は目を見開いた。

「あの、お話って何でしょうか…?」

さんは立派なお手伝いさんだ。
認めるよ。だが…」

「?」



「申し訳ないが此処の仕事を辞めて貰えないか?」





ハユがエロキャラなのは気にせずに(爆
次回はついに監督と選手が激突しますv
毎回言っている通りシリアスなので見ない
方が良いと思う人はやめましょう^^;


 

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