unite 19


「あ!え、えと…またお邪魔しまーす!!」


硬直してから数秒。
部屋を出ようとした直哉と翔は
無理やり高いテンションを作って

坂田を引きずり部屋に逆戻りした。
中にいた大悟もカセットデッキ片手に冷や汗ダラダラ。

「坂田…マジで聞いてた?」

「……」

無言で頷く坂田。
この間何故か三人は正座している。
そして

「…続きは?」

「へ?」

「続き。ちゃんの返事入ってないの?」

翔の持ったテープを指差し尋ねる。
翔や大悟の予想が当たっているとすれば
返事が気になるのは当たり前の事。

「あ、いえ、これはそこで止まってました。」

「ふーん…」

慌てて翔が首を横に振ると坂田は素っ気無く返す。
そこで好奇心に駆られまくった直哉がついに口を開いた。

「坂田さん!!」

「何だよ?」



さんの事好きなんスか!??」



モロに直球勝負。
大悟も翔も目を見開くばかり。
坂田が何か言おうとした時だった



「あ、高校生もいんじゃん。飯だって〜。」



バッドタイミング。
昼食を知らせに来たのは何とあの充。
翔や大悟はもう心臓が止まりそうだった。
静まり返った雰囲気に充は首を傾げる。

「ん?どした?」

「わわっ、なっ何でもない何でもない。
分かった、すぐ行くから!」

普段の冷静さを欠く大悟を不思議に思いつつも
充は早目になと付け加え部屋を出て行く。
その瞬間3人の大きな安堵の声。

「驚かせ過ぎだっつーの永田さん。」

「俺死ぬかと思った。マジで…」

「坂田、とりあえず飯行こうぜ。
くれぐれも変な行動起こすなよ?」

親友としての忠告。
変な行動?と訝しげな表情を
浮かべる坂田を連れ4人は昼食会場へ。
普段と何も変わらぬ雰囲気。
ただ一つ

「まださん来てないな。」

「だから言ったじゃん。
俺さっき様子が変だって。」

坂田と大悟から離れ二人でこそこそと会話する高校生組。
相席している直宏と功治が話に加わろうとする。

ちゃんがどうかしたの?」

「内緒話なんか男らしくないぞ少年ら。」

ココで事を大きくしたら一貫の終わり。
直哉と翔は必死に誤魔化そうとする。

「え?さんがどうかしましたか!??」

「それよりキク、この御飯美味いよな!
ユータロー達にも食べさせてやりたかった、うん。」

明らかに何か隠しているのは確実。
しかし高校生にしか分からない事なのかもしれない。
直宏と功治は顔を見合わせ言った。


「「ま、いっか。」」







「あ、ちゃんやっと来たし!!」


その時隼磨の大声。
坂田・大悟・翔・直哉4人の肩がピクッと反応する。
直哉と翔は近くの充に目を向けたが
それほど動揺している様子は見えなかった。
一方大悟は坂田が何か仕出かすのではないかと気が気でない。

「あ、ごめんね。
ちょっと編集長と電話してたら長引いて…」

軽く笑みを浮かべて手招きした隼磨の
隣へ座る



ちゃん。」



その声に大悟は口を開けたまま閉じれなかった。
少し目を離したスキに自分の相方は
遠い位置のテーブルへ。
ゴクンと唾を飲み込む直哉と翔。
大悟は顔に片手を当てて大きく息を吐いた。


「坂田まさか…」


そのまさか。
腕をつかまれたはきょとんとした顔を坂田に向ける。

「ん?どうかした?」

「話しあるんだけど。」

「今?」



「今。だからちょっと外出ようぜ。」





はい、19話です、もう次は20話ッス!!
坂田の告白は亜乃の担当よ♪
…すいません、ただ単に亜乃の告白文が見たいんです。(懺悔
いやーもう大悟さん菊地君ナルオカ君出しまくりで^^;
ま、こんな差別も愛嬌でv←最悪
ってか菊地君何故に磐田Σ( ̄□ ̄;
高校生補強し過ぎだYOー!!!!!!!
えらいパニクってます。
今日はウルグアイ戦★応援頑張ります。

*では亜乃次頼んます*


 


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